年頃オンナと父と介護と

アルツハイマー→ピック病と診断が変わった父、同年代が愛だ恋だの言ってる時から介護と戦う乙女の日記!!

お年頃

私も気付けばもう直ぐ20代後半もいいところ。

 

周りの友達は結婚、出産。

 

バリバリ働いている友達は、ある程度責任あるポジションになったりしている。

 

皆大変ながらも自分の人生を生きている。

 

よく高校時代の友達と集まると、

 

約10年前、まだまだキャピキャピ騒いでいた高校生だった自分たちが、

 

こんな風になるなんて思ってもいなかったよね〜という話になる。

 

 

 

私は、なんとなく自分の10年後がこんな風になるのかという予想はしていた。

 

私が高校生の時にすでに父の様子はおかしくなっていたし、我が家はちょっとばかし複雑で

 

そう単純には自分の好き放題な人生の選択は出来ない、とどこかで腹をくくっていたような気がする。

 

たいそれた覚悟ではないけれど、諦めのような、どうあがいても自分の力ではどうにもならない事実があることは解っていた。

 

友達が、あの人かっこいいとか好きだ告られただのキャーキャー騒いで楽しんでいたのも、

 

どこかで冷めた目で見ていた。

 

 

 

そういう、若者らしい楽しさを羨んでいたのかしら?と自分に問いかけてみると

 

・・・・・・・・・そうでもない(笑)

 

幸いなことに私自身、元来あまり恋愛には興味がなかったし、他に楽しんでいた趣味や

 

それを上回って家族と過ごす時間が好きだった。

 

でも、今思えば友達だって本当は家に帰ればそれぞれ事情があって、大変な子もいたのかもしれない。

 

ちゃんと自分の感情をその場その場でコントロールしていたのかもしれない。

 

楽しもうとしても、どこかで我が家の事情がチラついてしまう私こそが未熟者だったのかもしれない。。。

 

10年経った今でもこうやって時々会って、笑いあえる友達を前にして

 

自分も年とったなぁ〜としみじみ考えます。

 

もう10年経った時に、私たちには一体何が見えているのでしょうか。

 

不安でもあり、楽しみでもあり、、、、